メリット・デメリットを考える

30日以内の仕事契約で派遣される事を、短期派遣と言う。例えば年賀状発売、お歳暮受付等、時期によって業務量が一気に増える、短期間の人手が欲しい企業のニーズを満たしている仕事のことだ。
例として挙げたものの他にも様々な短期派遣の仕事があるため、もっとよく知りたい場合は各自で短期派遣の仕事について調べて欲しい。

その短期派遣の仕事だが、これを利用して働く場合、メリットとデメリットが存在している。メリットは長く働く派遣に比べて仕事が決まりやすいため、家庭の事情がある主婦や定年後等他の職種では面接に受かりずらい人が働けることだろう。
それに対しデメリットはやはり、収入が安定しないことだ。期間内の仕事契約はあっても、その仕事が終わった後次の仕事がある保証は無いのだ。それに加えて福利厚生も無いため、病気や怪我で働けなくなったら困ってしまうだろう。そのため家族を養う必要がある方にとって、短期派遣は適しているとは言い難い。実際、政府は短期間の派遣で生活が破綻する危険性があるとして、現在は年収500万以上の世帯主では無い主婦または学生以外の短期間派遣は禁止しているらしい。

では世帯を持つ人はどうすれば良いのだろうか。短期派遣ではなく長期派遣として働く場合、個人的には高齢化社会に伴い常に人手を募集している介護業界で働くことをおすすめする。介護派遣は残業代や休日出勤のお金をしっかり請求できるため、正社員より高給与になることが度々あるらしい。更に万が一職場が合わなくても派遣なら経歴が汚れない上、例え無資格でも働きながら資格を取得することができる。なかなか良い派遣先ではないだろうか。